Coaching
ーコーチング
コーチングとは
わたしはコーチングとは「よりその人らしさを発揮するための対話」だと考えています。対話を重ねることで自分自身が変化し、自分との関係がよくなります。
人生で一番長い付き合いになるのは、パートナーでも子どもでも友人でもなく自分自身。自分自身との関係は、他の誰かとの関係よりも大切にすべきものです。そして、自分を大切に扱える人は、自然と周りの人のことも大切にできます。
コーチングの時間は、クライアント(コーチングを受ける人)とコーチ(コーチングをする人)が1対1で対話する機会を重ねていきます。
鏡で自分の顔を見た時に正面からの自分しか見ることができないように、自分で自分のことが見える範囲は限定的です。そこで、コーチとクライアントで「協働」して対話をしていきます。
人生や日常の中にある違和感やモヤモヤ(例:このままでいいのかな?/本当にやりたいことって何だろう?など)に対して問い(質問)を多く含んだ対話を重ねることで、自分の価値観や個性・軸が明らかになったり、思考の癖に気づくことができます。この繰り返しの中でより自分を知ることができ、周りとの比較や他人軸ではなく、自分の軸で「自分らしい」「自分にとっての」幸せを選択できるようになっていきます。
コーチングの5つの効果
1.クライアントとコーチの協働関係
クライアントとコーチは上下の関係ではありません。
2人で「協働」する関係です。例えるならば、真っ白なキャンバスを前に隣同士で並んで座り絵を描いていくイメージです。コーチはクライアントのことを「可能性ある存在」「できる存在」という人間観でかかわります。その感覚から問いや気づきを投げかけることで、クライアントは自分の中の答えや発想を自由に広げて描きたい絵を思いっきり描くことができます。
2.自分の価値観や軸が明確になる
自分のことは近すぎて自分ではよく見えていないことがあります。また、他人軸で考えるクセがついていると「自分が本当にどう思っているか」や「大事なことは何か」が見えないことも。それがご自身の中の違和感やモヤモヤにつながっています。コーチからの問いを通してモヤモヤや違和感を言語化することができます。言語化できれば、価値観などご自身にとって必要なものは活かし、思い込みや枠など自分を阻害するものは手放したりやめたりできるようになります。これにより行動が変わり、自分らしい人生を創り出すことへつながります。
3.視野が広がる
人の物事の見方はこれまでの経験や考えによってつくられます。例えば、あるできごとに対して、「最悪!」と思う人もいれば、「チャンス」と思う人もいるでしょう。本来、物事の視点は無数にありますが、気づかぬうちに平面的になってしまっている場合があります。第三者のコーチからそれを伝えることで、自分自身や物事に対する見方を俯瞰的・立体的にすることができ視野をを広げることができます。
4.「いま」の感情にフォーカスできる
「もういい大人だから」「サラリーマンだから」「親だから」と自分の感情を脇に置いて行動していることはありませんか?感情にいいも悪いもありません。過去でも未来でもなく「いま」自分の中に何が起きていて、本当は何を感じているのか。感情を味わうことは自分について多くの気づきをもたらします。これにより、行動が変化していきます。
コーチングによる変化
5.気づきを元に行動できる
気づきを得たことにより、悩む時間が圧縮され、行動へと向かいます。行動すると、それによってまた気づきが生まれ、行動によって起こった気づきをコーチングでさらに深めていきます。これを繰り返すことによって効果的・持続的な変化につながります。そして、ご自身望む方向へと変化していくことができます。
わたしがコーチングをする理由
人生は選択の連続ですが、そこに「正解」はありません。選択のために必要なことは、自分の価値観や軸をベースにすること、選択が必要な瞬間の感覚を大事にすることです。加えて、自分の可能性も信じて自分の人生を切り拓き続ける方向に向けて選択したい。そう思っています。ただ、ここに至るまでは、長い長い道のりでした。
わたしは子どものころから「いい子」で、勘もよかったので「こういうことしたら喜ばれる」ということにエネルギーをたくさん使ってきました。自己肯定感が低く、「自分には何かが足りない」「このままじゃいけない」と思っていて、足りないところばかり見ては、それをクリアするためにがんばる。でも、クリアするとすぐ次の足りないところが見える。そんな繰り返しで、自分が価値を発揮できるところでがんばるものの不足感が消えることはありませんでした。
そうやって他人との関係性ばかり大事にして「自分」がありませんでした。だから、就職する時も、転職する時も、30歳を過ぎても、自分の大事にしたいことも、自分がやりたいこともよくわかりませんでした。同時に結婚や出産といったライフパスをどうするかにも悩みがありました。
転換点は、「仕事で活かせるスキルがほしい」と不足感解消のために軽い気持ちで学ぶことにしたコーアクティブ・コーチング®︎との出合いでした。これによってこれまでの決定的なまちがいに気づきました。それは、周りや外側にばかり目を向けていて、自分の内側・心の声に耳を傾けていなかったということです。そこから時間をかけて、自分にはどんな価値観があって、どんな時に喜びを感じ、どんな人生を歩んでいきたいか、自分の内側から答えを導き出しました。
いまは、仕事・育児・自分の時間など自分が大事にしたいことを大切にして生きています。「誰かの」ではなく「わたしの」幸せを選んでいます。
「30歳すぎるまでかなりこじらせていたわたしがこんな毎日を送れているんだから、あなたも絶対できる」心からそう思っています。
誰もが進化の途上で、完全にできあがった人などこの世に存在しません。
そして、もし世界に咲く花が全部同じ色や形だったらきっと誰も見ないと思うんです。色も形も大きさも違っていいし、変わっていってもいい。変化・進化していくそのプロセスといきいきと変化した姿を見られることがわたしのコーチとしての喜びです。
水田真由美のコーチングの特徴
●「剣を持ったマリア」
相手の可能性を心から信じ、クライアントとのつながりを大切にしながら、自然体で揺るがないあり方で話を聴きます。反面、可能性を信じているからこそ、ただやさしく寄り添うだけではなく、変化や行動が必要なタイミングではパワフルに背中を押す関わりをします。この対極の特徴が「剣を持ったマリア」と呼ばれることがあります。
●モヤモヤや曖昧さを言語化して扱えるようにする
感情や体の感覚にフォーカスすること、直感力が強み。これを発揮し、クライアントがモヤモヤしていること・曖昧な状態を言語化し、行動へつなげることをサポートするのが得意です。
●カラフルなコーチングの場
自然体で透明感あふれる場。どんなことでもおもしろがれるユーモアさやポップな場。愛あふれる場。深くてしなやかでしっとりした場…など、カラフルな場を生み出し、クライアントの様々な面に光を当て気づきへとつなげます。
どんなコーチでありたいか
コーチとして完璧な存在というより、何でも話せる近所のお姉さんみたいな存在でありたいと思っています。時にクライアントさんからつっこまれることもあるくらいの人間味のある存在でいたいです。
クライアントがコーチングで気づきを得るためにはどんな自分も開示できる、そんな心理的に安全な場が必要です。そのためには、コーチであるわたし自身、完璧でいることやいいコーチングをするというエゴは手放す。そして、自分がもっているものを100%出してかかわることが大切だと思っています。
得意なテーマ
「本当にやりたいことを見つける」「自己肯定感を高める/自信をつける」
「人生のビジョン(未来像)を描く」など
◆具体的なテーマ例
□本当にやりたいことを見つけたい
□はっきりとした悩みはないけど、バリキャリというつもりでもなく、将来が不安
□自分らしさや好きなことがわからない。どうすればいいか?
□自己肯定感が低い・自分に自信をつけたい
□会社員以外の働き方を模索したい
□出産・育児を視野に入れてキャリアプランを考えたい
□キャリアだけでなく子どもとの時間や暮らしももっと大切にしたい
□育児をしながら自分のキャリアも満足できるものにしたい
□ライフイベントに合わせた働き方をしたい
□ぼんやりとあるやりたいことや強みなどを言語化したい
□周りの期待に応える/周りに合わせる自分はもうやめたい
□毎日流れるように過ぎる忙しさの中で自分を見つめる機会を持ちたい